5月2日のプロ野球・巨人対ヤクルト戦で、ホームランボールを巡る騒動で批判を浴びた観客に関する報道がありました。ヤクルト山田哲人選手のホームランボールをめぐり、観客が批判を受けた出来事で、報道が進むにつれて該当観客が誹謗中傷とプライバシー侵害に苦しむ状況が広まりました。
事件の発端は、中継で映し出された観客がヤクルト山田選手の本塁打ボールをめぐり、大人と子どもがボールを奪い合うような様子が映されたことです。これにより、SNS上で議論が巻き起こり、週刊誌も報道。一部では観客が特定され、「ホームランボールを奪い取った」という批判が広がりました。
報道に対し、該当観客の代理人弁護士がツイッターで声明を発表。批判が殺到しSNSアカウントを閉鎖せざるを得なくなったこと、誹謗中傷や実名晒しにさらされ、プライバシーが侵害されていることを明かしました。しかし、事実誤認があるとし、詳細な経緯や動機を明らかにしました。
声明によれば、ホームランボールをキャッチしようとした観客はボールが手に当たりバウンドしてしまい、その後手すりに当たり跳ねたところでボールを獲得。観客は「少年のキャッチしたボールを奪い取ったという事実はありません」
一部のネットユーザーは、「ボールが取られた拍子に少年の手も引っ張られて動いてる」「動画を見ましたが、周りの方々のリアクションからも、どれだけ危険だったかが伝わります」など、議論が続いています。